キッチンとダイニングテーブルを横並びにするレイアウトはとてもおしゃれ。だけど、何かデメリットがないか、気になりますよね。
この記事では、実際にキッチンダイニングを横並びにした間取りに住んでいる方々の声を集めています。
キッチンダイニング横並びの間取りを検討されている方が後悔、失敗のない家づくりになるように、メリットデメリットを解説していきます。
ハウスメーカー勤めの方からも意見を頂きました!
間取りのヒントはカタログが一番
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我が家もカタログを見ることで初めて知って、取り入れたアイデアがいっぱいありました!
「こんな間取りがあるなんて知らなかった…」と、後で後悔することのないように、いろんな間取りをいっぱい見ましょう。
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これらのポイントを押さえておけば、キッチンダイニング横並びで失敗するリスクはとても少なくなります。
キッチンダイニング横並びのメリットとデメリット
最大のメリットは、家事の動線がとにかく楽になることです。
一方で、キッチン・ダイニングテーブル・通路を考えた広いスペース(幅)が必要になり、間取りの制約が多くなるなどのデメリットがあります。
キッチンダイニング横並びのメリット
- 配膳がしやすくなる
- ダイニングテーブルで料理作業ができる
- リビングに広いスペースを確保できる
次に詳しく解説しますね。
配膳がしやすくなる
キッチンダイニング横並びの間取りは調理、配膳、片づけがスムーズになることで、対面式のキッチンと比べ歩いて運ばずにすみます。
お皿に盛ってから1〜3歩以内で配膳ができます。
それと比べて対面式のキッチンだと、お皿やおぼんを持ったままダイニングテーブルの方へ回りこまないといけません。
ほんの数歩の差ですが、1日で考えると手間がかかります。
横への動きだけで準備、片付けが出来て、とにかく楽。
食事の前後にすぐに手を洗うことも出来る。
おぼんがいらない。
横にスライドするだけでご飯が運べる。
ダイニングテーブルで料理作業ができる
キッチンダイニングが横並びになることで、存分に料理の作業ができます。
料理の作り置きの際やホームパーティなど、大人数で料理をする際にも広いスペースが活躍することでしょう。
お菓子作りやパン作りなどの時、多くのボウルを使うため広いスペースが必要となりますが、キッチンのすぐ横で作業することができます。
大人数で集まることが多い人にはキッチンダイニングの横並びがおすすめ。
リビングが広いスペースを確保できる
キッチンダイニングが横並びでまとまっていることにより、リビング部分に広い空間をとることができます。
リビングが広くなることで、家族みんなで軽い運動をするなどライフスタイルの幅も広がります。
部屋に奥行きが出て、広く感じるのが良い!
食事の時間とくつろぎの時間でわけて、メリハリがでますね。
キッチンダイニング横並びのデメリット
- キッチンダイニング横並びでは落ち着かない
- 配置するためには広いスペースが必要
- 一体にすると後からレイアウトを変えられない
次に詳しく解説していきます。
間取りや配置によっては、逆に家事などの動線が悪くなるデメリットも…!
キッチンダイニング横並びでは落ち着かない
キッチンとダイニングが横並びの間取りは座っている時にキッチンの様子が気になるというデメリットがあります。
洗い物などがたまった状態が気になる、マメに片付けるのが難しいという方は、この点をよく考えておきましょう。
反対に、キッチンはなるべく綺麗にしておこうとも思えるかもしれません。キッチンが丸見えになるのを避けるために、
✔︎腰壁や袖壁の高さを少し作る
✔︎天井に耐水ロールスクリーンを設置して、必要に応じて下げて隠す
などの方法もあります。
ただし腰壁が高すぎると逆に見通しが悪くなり、圧迫感や子供の様子が見えづらいことなどにつながるので、注意が必要です。
キッチンから子供の様子がよく見えるからこそのデメリットも…
すぐ近くなのにわざわざまわって行かなくてはいけないのが手間。
子供がソファーから転びそうな時など大抵間に合わない。
配置するためには広いスペースが必要
住宅メーカー勤めの友人に聞きました!
キッチンダイニングを横並びの間取りにするには、最低でも4メートル強の幅が必要になり、多くの制約が出てきてしまいます。
キッチンダイニングだけで8畳分使っている。
デッドスペースもあるので少し勿体無い気もする。
間取りや家の形によりますが、広いスペースが必要になり、場合によってはそのスペースを活かせない場合もあるということになります。
一体にすると後からレイアウトを変えられない
キッチンダイニングが一体になっていると、フラットでおしゃれな印象です。
しかし、キッチンダイニングを一体型の横並びにするとレイアウトを変えられないというデメリットがあります。
あらかじめテーブルの大きさをすぐには変更できない、難しいことを考えておく必要があります。
自分は長身で痩せてはいないので、通路幅がもう少しあったらよかった。
一体型でなければ、テーブルの大きさで通路幅を変えることが出来たので少し後悔している。
テーブルやカウンターで作業が出来ても冷蔵庫やゴミ箱の位置が遠くなる。
先に配置などもくわしく考えておくべきだった。
レイアウトを変えたいと不満はないが、カウンターの幅がもう少し広い方が良かったかもしれないと思ってきた。(当初考えていた用途と現在の目的が違うため。)
キッチンダイニング横並びの間取り
アイランドキッチンの場合は両側に通路が必要になるので、より幅広いスペースが必要になりますが、回遊式になるのでどこへでも動線がとれるのは魅力的。
ペニンシュラ型キッチン(片側壁ありキッチン)だと、キッチンダイニングの幅の分、反対側を迂回する必要が出てきて、キッチンからリビングまで遠く感じることも。
次に、キッチンダイニング横並び配置の実際の図面を20畳のLDKを例に解説します。
20畳でのキッチンダイニング横並び配置
キッチンダイニング横並びの間取りイメージをご紹介します。(実際の間取りとは異なります。)
この図の通り、部屋の形状によって
キッチンダイニング横並び必要な長さ・幅
キッチンダイニングを横並びにするには最低でも4.6m〜5.5mが必要になります。
キッチンの形や大きさによりますが、アイランドキッチンでは両側に通路分も入れるので、最低5.5mは長さ、幅がある方が良いでしょう。
友人宅のアイランドキッチン、ダイニング一体横並びの幅(通路込み)では、5.46mの幅を使っていました。
・キッチン大きさ平均:2.55m(メーカーによる)
・ダイニングテーブル大きさ平均:1.2m〜1.4m
キッチンダイニング横並びは狭い?
間取りによります。
通路や椅子を使った時の幅分のスペースを十分に確保できていないと狭いと感じるでしょう。
通路幅は80cm以上、大人が椅子を使うスペース80cmの広さを確保することが望ましいです。
筆者の家はキッチンダイニング横並びではありませんが、キッチンからダイニングへの通路幅は78cmでした。
参考として、椅子から壁までの距離80㎝、90㎝の比較写真です。
実際に椅子に座ってみるとわかるのですが、80cmの時は人が後ろを通るときに前へ座り直さないといけません。
たった10cmの差ですが、90cmは圧迫感も少なく感じ、ゆったりと座ることができます。
広く確保できたら問題ないのですが、キッチンダイニングの横並びが狭いと感じない通路幅は、最低でも80cm欲しいところです。
まとめ|間取り配置次第でキッチンダイニング横並びは全然OK
キッチンダイニングを横並びにすると、調理作業から片付けまでが楽になり、リビングが広く使えるなど多くのメリットがあります。
自分が普段どのような感じで料理作業をしているか、おうちでどう過ごしていたいか今の不便な点を具体的に書き出してイメージしてみると、より後悔が少なくすむと思います。
書類やトレイをひろげて、多くのながら作業もできますね!
素敵な家づくりのお力になれたら嬉しいです。
いい間取りを作るために絶対にやるべきこと
間取りづくりで後悔しないためにするべきことを解説します。
後から「こんなはずじゃなかった…」と後悔したくない人は必ずやっておきましょう
ハウスメーカーのカタログで間取りをたくさんチェック
いい間取りにするためには、間取り事例をいっぱい見ることが一番重要です。
そのために一番参考になるのがハウスメーカーのカタログ。
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