新築でダウンライトは後悔する?リビングやキッチン設置で失敗しないか解説

ダウンライトは後悔しない?

新築の照明を決める際にダウンライトにするかシーリングライトにするか迷いますよね。

この記事では実際に設置されているダウンライトの写真を多く載せていますので、ダウンライトを設置する位置や明るさなどのイメージ作りにしてみてください。

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間取りづくりで後悔しないためにするべきこと

目次

ダウンライトとは

ダウンライトとは、天井に埋め込んだ照明器具のことです。

照明が天井に埋め込んであることで、出っ張っていないので空間を邪魔することなく、すっきりとした印象のお部屋を作ることができます。

ダウンライトの種類によって『明るさ』『色』『大きさ』『デザイン』『設置や交換費用』などが異なります。

最近だとBluetooth対応型のダウンライトもあり、スイッチの場所へ移動することなく使用できたりと大変便利でおしゃれなものもあります。

ダウンライトの光の違い:集光型と拡散(散光)形
ダウンライトの種類により光の広がりが異なる

ダウンライトのメリット

詳しく説明していきます。

掃除が不要

ダウンライトの電球部分、スッキリしている様子
ダウンライトは掃除が不要

・天井に埋め込んでありへこんでいるので、ほこりがかぶる部分がない(少ない)。

・虫やホコリがライトの中に入らないので、気にする必要がない。

写真の通り、出っ張っていないので掃除は不要でかなり楽です。

スッキリ見える

ダウンライトの電球部分がへこんでいるので、圧迫感もなく空間を広く感じることができます。

シーリングライトやペンダントライトのように視界を遮るものがなく、デザインもシンプルですっきり見えます。

狭い空間でも設置できる

ダウンライトは洗面所、トイレや廊下などの狭い空間や天井が斜め(※)になっているところでも設置ができます。

※傾斜角55°まで対応など、天井の傾斜によっては設置ができない場合があります。

天井の空間を邪魔せずにしっかりと照らしてくれます。

ダウンライトのデメリット

詳しく説明していきます。

ダウンライトの設置場所以外が暗い

ダウンライト照明の特長として、その部分だけ明るく照らすことができます。

光をひろく照らすことが出来ません。したがってダウンライトが設置されていない部分は暗くなってしまいます。

◎ダウンライトの種類をユニバーサルタイプ(スポットライト型)にすることで、位置の微調整ができます。

ダウンライトの直下が眩しい

ダウンライトの直下だと確かにまぶしく感じますが、ダウンライトに限らずシーリングライトでも同じことが言えます。

直接電球をみたりしなければ眩しいと感じることは少ないです。

またダウンライトの種類はグレアレスタイプ(※)のものを選ぶと、ダウンライト特有の眩しさを少し軽減できます。(本体費用が高い、光が広がらず暗く感じるなどのデメリットもあります。)

※グレアレスタイプ:通常のダウンライトと比べ光源が奥にある形状のため、光が周りに広がりにくい=眩しさ軽減となる。(しかしダウンライト直下は眩しい。

ダウンライト電球が直接目に入らないように、天井段差を作るなど、間接照明を取り入れる方法もあります。

交換が難しい

ダウンライトのLED電球の光源寿命は約10年、40,000時間と言われています。

筆者調べ:長寿命60,000時間設計のダウンライトもあり。

ダウンライトは電気の配線と直接つながっていて感電や漏電、火災の危険もあり自分での交換が難しくなっています。

電気工事士の資格を持った方にダウンライトの交換を依頼する必要があります。

ダウンライトの種類をLED交換型、電球別売り型のものを設置しておくと、自分で電球を交換することができます。(ただし本体価格が一体型と比べて高くなります。)

交換費用が高い

筆者の近所の電気屋さんに相談してみると、例えば2カ所のダウンライトの交換を依頼したら、概算で19,800円・18,000円の見積もり内容でした。

業者にダウンライトの交換をお願いすると「工賃」「ダウンライト本体価格」「処分費」場合により「出張費(交通費)」がかかり、一つにつき1万円はかかると言えます。

長く交換の必要がないように設計されていますが、もしダウンライトの寿命がきたらその交換費用は決して安いとも言い切れません。

筆者の家はダウンライトが約10年設計されている通り、今のところ全てダウンライトの交換はしていません。

リビングでダウンライトは失敗・後悔しない?

ダウンライト電球色と昼白色の違い
上:電球色、下:昼白色

実際にリビングで過ごした時にダウンライトの場所(配置)や数がイメージと異なると、「明るすぎて眩しい」「色がはっきりしていて目が痛い」と思うこともあります。

LED電球色、温白色、昼白色などLED色の種類によって、また明るさの感じ方も人によって違うので調光・調色機能があるダウンライトの方が失敗や後悔点を少なくすることができます。

リビングでどう過ごすかによって、ダウンライトの種類、配置数を考えましょう。

新築のリビングはダウンライトとシーリングどっちがいい?

好みによりますが筆者はダウンライトをおすすめします。

シーリングライトにも同じことが言えますが、今は様々なタイプのダウンライトが販売されています。

新築のリビングには例えば、スピーカー付きのダウンライトがおすすめです。テレビサイドや離れていながらテレビを観たい方には、その場所に設置をすることで臨場感あふれるリビングになることでしょう。

ダウンライトとシーリングライト、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で設置を決めましょう。

リビングはダウンライトとシーリングライト併用はあり?

ダウンライトとシーリングライトの併用もおすすめです。

シーリングライトがあることで、広い範囲を明るく照らすことができます。ダウンライトはシーリングライトに比べて光の拡がる範囲は狭く壁に影を作ることができます。

ダウンライトとシーリングライトと併用することで、明るい・影で暗いといったメリハリのある空間を作ることができます。

リビングに絵画や写真を飾っている場合は、ユニバーサルタイプのダウンライトでシックな雰囲気も作れる…⁈

ダウンライト・シーリングライト併用した方の意見

30代女性

28畳のリビングに25個ダウンライト があり、配置や数は全てインテリアデザイナーにお願いしたが、暗くて結局シーリングライトも追加でつけた。

30代女性

天井にシーリングファン付きのライトとダウンライトを使用しているが、ダウンライトの配置をよく考えて(離して)おかないと、ファンが回っている間チラチラとライトが気になる。

実際に過ごしてみて初めてわかる事も多いですね。

新築でダウンライトを使わないのはあり?

新築だからといってダウンライトを使わないといけないことはありません。

吹き抜け天井の場合など天井の形や広さ、間取りの形によってダウンライトは使用しないこともあり得ます。

また一階はダウンライトにして、二階(あまり来客のない所など)はダウンライトを採用しないなど、分けることで場合によっては費用を抑えることもできます。

ダウンライトやめたい・いらない・おすすめしないという人の意見

スクロールできます
30代女性

スッキリして良いけど、お部屋に合わせたコーディネートができない。おしゃれなライトが多いのでダウンライトだけでは物足りなくなってしまい、シーリングライトを追加で付けてもらった。

60代女性

ダイニングは電球色のダウンライトにしたが、書き物もするので調色できるタイプにすれば良かったと少し後悔。

30代女性

照明代を少し削ったので調光、調色タイプにしなかった。暗かったり色を変えたいとあとで感じたので、ちゃんと考えてダウンライトを設置すればよかった。

ダウンライトは一度設置すると基本的には場所やデザインを変えることができません。

ダウンライトの数を後から増やす事もできます。しかし業者に依頼しないといけないので、さらに費用がかかってしまいます。

シーリングライトの場合でも同じようなことが言えますね。

▷インテリア照明にこだわりがあり、自分で照明の種類を変えたいと思っている方はダウンライトは少なめにするなど、照明計画は慎重にすすめていきましょう。

ダウンライトにして よかったという人の声意見

スクロールできます
20代女性

部屋がすっきりしていて、広く感じるのが良い。

30代女性

コストはかかるが、保安灯機能付きダウンライトがあり停電時にも少しの時間ついてくれるらしいので安心。

30代女性

掃除の手間がかからず良い。埃もかぶっていないので、住んで5年間全く掃除していない。

ダウンライトの配置例

ダウンライトの配置例:リビング
ダウンライトの明るさの目安

ダウンライト1灯につき

・60w相当=1〜1.3畳

・100w相当=2畳

ダウンライトの配置パターンは、間隔をあけて1灯ずつ配置するものと2灯〜4灯を近い距離に並べて配置することが多いです。

照明の明るさの好みによって違いますが、調光・調色できるダウンライトにしておくと後悔や失敗が少なくすみます。

20畳リビング・キッチンでのダウンライトの数

ダウンライトを設置している筆者宅と友人宅6軒にダウンライトの数を聞いてみました。

20畳といっても間取りの形、吹き抜け部分の有無など、ダウンライトを設置する数は異なります。長方形の間取りでも100w相当のダウンライトが10個、ともいえません。

キッチンに3個、残りリビング分は12個が平均値でした。一番少なくてキッチン2個、リビング8個(4×2ヶ所)の家庭もありました。

天気・日当たりや間取りによっても求める明るさは違いますよね。

廊下での設置例

ダウンライト配置例:廊下
入り組んだ廊下もしっかり照らしてくれている

消し忘れが多そうな廊下では、人感センサー付きのダウンライトもおすすめです。

人感センサー付きだと、夜間にスイッチを探さずにすみます。

脱衣所での設置例

ダウンライト配置例:脱衣所、洗面所

脱衣所(洗面所)の広さによりますが、ダウンライトは2つ以上の設置をおすすめします。

1つだけのダウンライトにしておくと暗かったり、1つのダウンライトの寿命がきた時に交換工事まで少し気持ちの余裕を持つことができます。

キッチンでの設置例

ダウンライト配置例:キッチン(ダクトレール、ペンダントライト)
ダウンライト+ダクトレール・ペンダントライト

キッチン全体(約4畳)に対してダウンライトは等間隔で3つ設置が平均でした。

キッチンの手元ライト(吊り戸棚にライト)があると、天井のダウンライトはそこまで使わないとの意見もありました。

玄関屋外用ダウンライト設置例

ダウンライト配置例:玄関ポーチ、屋外用

人感センサー付き屋外用のダウンライトがついています。

屋外用は防雨仕様で、常時点灯と切り替えなどのダウンライトもあります。

部屋は明るければ明るい方が良い、など照明に求めるイメージを具体的に書き出して、照明計画を設計士の方などに相談してみてくださいね。

いい間取りを作るために絶対にやるべきこと

間取りづくりで後悔しないためにするべきことを解説します。

後から「こんなはずじゃなかった…」と後悔したくない人は必ずやっておきましょう

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こちらの画像のように、ハウスメーカーのカタログには、具体的な間取り事例がいっぱい載っています。

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