他の屋根材と比較しても、とてもおしゃれなガルバリウム屋根。
スマートなデザイン性に富んだ家にするにはもってこいの屋根材ですが、何か失敗するようなデメリットがないか気になりますよね。
この記事では、実際に採用した筆者がガルバリウム鋼板の屋根を解説していきます。
間取りのヒントはカタログが一番
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結論、後悔しませんしトータルで見たら満足度は高いです。新築時に検討する人も多いと思いますが、失敗しないように以下のポイントを押さえておきましょう。
ガルバリウムは他の屋根材と比較して圧倒的におしゃれ!
僕が家づくりをする時に、屋根は「いかにも屋根」みたいな見た目がすごく嫌でした。
瓦屋根は昔の日本の家っぽいし、スレート屋根は大量生産っぽい見た目がなんともなぁと思っていました。
ガルバリウム鋼板の屋根は、マットで鈍く光るダークグレーの色がとてもキレイで、家をおしゃれにすることができます。
スレート・瓦・ガルバリウムの違いを比較
屋根材 | スレート | 瓦 | ガルバリウム |
---|---|---|---|
耐震性 | 中間 | 重たくて揺れに弱い | 軽量で揺れに強い |
耐久性 | ひび割れ | シーリング劣化ひび割れ | ひび割れ等少ない |
初期費用 | 休め | 中間 | 高め |
他の屋根と比べ、ガルバリウムは初期費用はかかりますが、性能はかなり優れています。
屋根をガルバリウムにするメリット
詳しく解説します。
軽量で耐震性に優れている
ガルバリウムは薄い金属の素材であるため、他の屋根素材と比べてとても軽量です。
スレートの3分の1ほど、瓦の10分の1の重量です。
家の大きな面積を占める屋根部分が軽くなるために建物の構造が安定し、地震が起きても揺れがかなり少なくなります。今の日本で家づくりをする上では、耐震性は絶対に無視できません。
ガルバリウム鋼板の屋根にすることによって、耐震性を上げて、地震に対するリスクを減らすことができます。
ひび割れしにくい
瓦やスレートは、経年変化・地震や凍結などでひび割れやすい傾向にありますが、ガルバリウムは金属で伸縮するため、その度合いが低いです。
また、屋根や外壁は、素材と素材のつなぎ目に対してシーリングと言われる接着剤を打って隙間をなくしますが、このシーリングは徐々にひび割れてきます。
ただ、ガルバリウムの場合は、見切り縁というカバーで覆ってしまうため、直接風雨にさらされる部分が少なくなります。
メンテナンスコストは安め
シーリングが劣化しにくいガルバリウムは、その分メンテナンスコストも安くなります。
屋根をガルバリウムにするデメリット
順番に解説します
雨音がうるさい?
ガルバリウム鋼板はとても薄いです。素材の厚さは瓦>スレート>ガルバリウム鋼板となりますが、薄い分だけ音がダイレクトに通り抜けます。また、金属素材のため、雨が当たると太鼓のように音が出ます。
でもちゃんと施工されている場合、ガルバリウムの下にシートを何層も重ねますし断熱材も詰めますので、問題になるようなことはほとんどありません。
中には気にする人もいるかもしれませんが、ウチは問題なかったですよ
費用・価格が若干割高
スレートや瓦に比べて費用は上がります。
我が家での見積り
- ガルバリウム:150㎡で約100万円。1㎡あたり6700円
- スレート:70万円。1㎡あたりでの見積りは4600円
我が家(一般の家より屋根の面積が広め)では、スレートからガルバリウムにして30万円ほど費用がアップ。
一般的な住宅では、スレートからガルバリウムにすると20万円ほど価格が上がると見込んでおくといいでしょう。
屋根ガルバリウムの断熱は?
ガルバリウム鋼板単体は、色が濃い金属のため、めちゃくちゃ暑くなります。
ですが、施工の際に何層もシートを貼りますし、断熱材をしっかりと入れるため、他の屋根材と比較して断熱性が劣るということはありません。
また、商品によってはガルバリウム鋼板自体に断熱材が貼られたものもあります。断熱性能を少しでも悪くしたくない人は、少し割高になりますがそちらを選んでもいいでしょう。
厚みは薄いので、乗る・物をぶつけると穴が開いて雨漏りのリスクがあります
ガルバリウム鋼板自体はとても薄いです。強くものをぶつけると穴が開くリスクがありますので、むやみに屋根に乗ったりしない方がいいです。
筆者も一度だけ乗ったことがありますが、がっしりとした感じというよりかは、弾力性がある感触でした
また、台風などでぶつかって穴が開くリスクについて気になる人がいますが、ガルバリウム屋根に穴が開くような飛来物が来る場合は、窓ガラスも割れたり相当な規模の災害かなと思われます。
ガルバリウムだから特段被害が大きくなる、というわけではありません。
我が家をガルバリウム鋼板の屋根にした感想
順番に解説しますね。
採用した屋根材メーカー
我が家で採用したのは、JFE鋼板の立平333というガルバリウム屋根です。
ダークグレーの色で高級感があります
採用したガルバリウム鋼板の屋根はダークグレーで鈍く光る色合いがとてもキレイです。一般的な屋根材と比べて高級感があると感じています。
また、建物全体が黒基調のため、全体的にとても調和がとれているなと感じています。
黒っぽい色味だけど暑くないです
屋根も建物も黒っぽくて、熱を吸収するんじゃないの?と思われがちですが、全然そんなことはありません。断熱材をしっかりと詰めていれば、問題ないです。
ガルバリウム鋼板だから暑いというわけではありません。
雨音は全然気になりません
筆者の家のリビング部分は平屋構造になっています。つまり、リビングのすぐ上は屋根なのですが、土砂降りでも雨音は気になりません。
屋根のすぐ下で生活していても、雨はそれほど気になりません。2階建ての1階リビングで生活する人が多いですが、ほとんど気にする必要はないと思います。
ガルバリウム屋根がおすすめできる人
- 耐震性を重要視したい
- デザインが気に入っている
- あとあとのメンテナンスを楽にしたい
こんな人にはガルバリウムがとてもおすすめです。
スレートからガルバリウムにすると20万円前後価格は上がりますが、後のことを考えるとメリットの方が多いです。
筆者も、最初に少し費用がかかったとしても、安心な家にしたい・あとあとのメンテナンスを楽にしたい、という理由でガルバリウムにしました
いい間取りを作るために絶対にやるべきこと
間取りづくりで後悔しないためにするべきことを解説します。
後から「こんなはずじゃなかった…」と後悔したくない人は必ずやっておきましょう
ハウスメーカーのカタログで間取りをたくさんチェック
いい間取りにするためには、間取り事例をいっぱい見ることが一番重要です。
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