見た目的にもきれいで、(汚すつもりはないけど)汚れた時に掃除が苦にならない床がいい!
家を建てるときに考えている人は皆そう考えています。
せっかく新築やリフォームするのだから、トイレはきれいに保ちたいですよね。
かといって、普段トイレの床について考える機会ってそうそうないので、何を選んだらいいか分からない。
家を建てる前の僕も同じでした
せっかく新しくするトイレ、キレイ使おうと思ってはいても、トイレはいろんなもので汚れます。
- 尿はね
- 子どもが使った後
- 手洗いをした後の水
どんなに気を付けていても、トイレは思った以上にいろんなものが飛び散って床は汚れてしまいます。
ですのでトイレの床は、
- 汚れた時にサッとでもいいから掃除をすること
- 掃除が楽な床材にすること
- 見た目に清潔感がある床を選ぶこと
これらが大事なポイントになります。
特に、新しいトイレを作るときには床材選びがとても重要です。
そこでこの記事では、新築するときに悩みに悩んだ筆者が、トイレの床選びについてまとめたポイントについて徹底的に解説していきます。
間取りのヒントはカタログが一番
間取りのアイデアはカタログが一番参考になります。
我が家もカタログを見ることで初めて知って、取り入れたアイデアがいっぱいありました!
「こんな間取りがあるなんて知らなかった…」と、後で後悔することのないように、いろんな間取りをいっぱい見ましょう。
公式 LIFULL HOME'Sで無料のカタログを請求するトイレの床材選びのポイント
- 汚れに強いこと
- 汚れた時に簡単に掃除できること
- 壁紙と一緒に明るさや色合いのバランスをとること
我が家の新築の時に、徹底的に調べ上げてまとめたポイントです。こちらを押さえておけばまず問題ないでしょう。
1つずつ解説していきます。
①汚れに強いこと
トイレの床は、リビングやキッチンの床と決定的に違うのは、尿汚れや水汚れなどがあることです。
どんなに気を付けていても完全に防ぐことはできません。ですので、そもそも汚れに強い素材を選ぶ必要があります。
トイレのイヤな臭いの原因は、
- とびちった尿汚れがアンモニアに分解されて発せられる臭い
- 水まわりで繁殖した菌やカビ
ですので、水が染み込みにくかったり、尿汚れでアンモニアが残って臭いがでない素材であることがポイントです。クッションフロアや、最近のタイル素材はとても汚れに強いです。
②汚れた時に簡単に掃除できること
汚れた時に掃除が楽なことはすごく重要です。水や汚れを弾くような素材であれば、サッとふき取るだけできれいにできるので、そういった素材にするのがポイントです。
この点だと、クッションフロアのような素材は、そもそも水分を弾いてくれる素材ですのでおすすめです。
③壁紙と一緒に明るさや色合いのバランスをとること
トイレの床材を選ぶときには、必ず壁紙とセットで選びましょう。
トイレの床や壁紙の色合いのバランスは、トイレの見た目の印象をものすごく左右するからです。
【ウチはこれ】トイレの床はクッションフロアがおすすめ
トイレの床選びをトータルで考えると、クッションフロアがおすすめです。
トイレ床材の中で一番人気でポピュラーなのが、クッションフロアです
- クッションフロア自体が汚れに強い素材
- 弾力もあって冷たくないのがGood
- トイレ床材の中でダントツに費用が安い
- あとから張り替えも簡単
我が家でも散々調べた結果、2か所のトイレを全部クッションフロアにしました。
新築してから7年経ちますが、全く不満はありません。本当にこれにして良かったなと思います。
クッションフロアって?シート型で汚れに強いトイレにうってつけな床材です
クッションフロアとは、塩化ビニルを使ったクッション性のある素材のことです。
ビニール製で水をはじくため、水回りの多い所で使われる床材です。
クッションフロアは弾力もあって冷たくないのがGood
クッションフロアの特徴の1つが、ふわふわっとした弾力と、石やタイルのようにヒヤっと冷たい感じがしないことです。
「トイレをスリッパで使うからヒヤっとしなくても大丈夫でしょ?」と思うかもしれませんが、スリッパを履いてたとしても、石やタイルだと放射冷却があるため、どうしても冬場は寒く感じます。
スリッパの有無に関係なく、寒さが苦手な人はクッションフロアがおすすめです。
僕はこのクッションフロアの弾力とヒヤっとしない感触がメッチャ好きです
トイレ床材の中でダントツに費用が安い
クッションフロアはトイレ床材の中でもダントツで安く済みます。
ちなみにウチでの新築での見積もりは、クッションフロア1㎡あたりの費用が2500円ちょい。トイレの広さはだいたい1畳(1.8㎡)なので、床材で5千円前後ですね。
もしこれがタイルだと、価格が一気に数倍以上になります。
「そんなに安いなら、どうせならもっと高い素材にしてもいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、家にかかる費用はものすごくいっぱいあります。
こういうところでしっかりコストダウンしておかないと、あっという間にものすごい見積もりになってしまいます。
タイルなどにものすごいこだわりがないなら、クッションフロアにしておくのが無難ですよ
クッションフロアなら後から張り替えも簡単
クッションフロアはシートを貼り付けるタイプなので、タイルなどに比べてとてもシンプルです。
もし将来、床材を変えたいと思った時もクッションフロアであれば、張り替え工事がタイルに比べて安くなるのがメリットです。DIYで交換する人もいます。
クッションフロアが耐久性がない素材ということではないですから、そこは安心してください
床材ではセラミックタイルもありだけど値段がネック
トイレの床材で最近脚光を浴びてるのがセラミックタイルです。
タイルはサイズが決まった板を何枚も貼り合わせていきますが、これまでのタイルに比べて1枚の石の面積が大きくなって、おしゃれ&清潔感があるのが利点です。
しかも、昔ながらのタイルタイプは汚れや水がしみこんで臭いの原因になったのですが、最近のタイルは汚れを弾くパワーが強いです。
昔の家独特の、つーんとした臭いがするタイルトイレとは全然違います
トイレの床タイルはガシガシ水洗い掃除できるのが利点
クッションフロアビニールタイプなので、硬いブラシで掃除することはきつく、どうしても拭き掃除メインになってきますし、強い洗剤を使うのは難しいです。
タイルタイプならクッションフロアに比べてさらに丈夫な陶磁器素材なので、もし汚れたらガシガシこすって洗うこともできますし、強い洗剤を使っても痛めにくいのは利点です。
ただタイルは冷たいのが難点
タイルの宿命ですが、石のような触感なのでどうしても冷たいです。
触った時にヒヤっとするのはもちろん、冬場は放射冷却で床から冷気を発しますので、寒さが苦手な人は避けた方がいいでしょう。
僕も足元から冷えるのがダメなタイプです…
タイル+更に窓をつけると、かなり冷気を感じるようになります。窓と床からの放射冷却がすごくなるからです。寒い場所にトイレをつけたり、寒いのが苦手な人はよく考えた方がいいと思います。
トイレの窓選びの解説記事も合わせて見ておきましょう。
TOTOのハイドロセラが有名。ただデメリットは値段が…
セラミックタイルの有名どころはTOTOのハイドロセラ。トイレを徹底的に研究してきたTOTOならでは汚れに強い素材が特徴です。
しかも石っぽくない模様もあったり、メチャクチャおしゃれです。
ただ、ネックなのは費用です。良い素材な分だけ費用も高めです。新築時でだいたい2~3万円から。クッションフロアに比べて、一気に費用が5倍以上になります。
もしリフォームなら工事費込みで10万以上するでしょう。
おしゃれな模様を使ってインテリアにこだわりたいなどあれば、取り入れてもいいかもしれません。
我が家では、費用というよりかは石特徴のヒヤっとした冷たい感じがダメで、タイルタイプにしませんでした
フローリングは汚れに弱いのでおすすめしません
フローリングは水にとても弱いのでおすすめしません。
また、尿汚れのアンモニアや洗剤がつくことで変色したり素材が傷んでしまうので、そもそもトイレに向いていないです。
リビングや廊下と床材を一緒にすることで、統一感を出そうと考える人もいるかもしれませんが、トイレはトイレで機能面をしっかり考えた方がいいです。
我が家でもフローリングはどうかと相談しましたが、全力で止められました…
トイレの床色や柄選びのコツ
トイレは狭い空間で全体に占める床の面積がとても大きいので、床や柄が見た目の印象にすごく影響します。
- トイレは入った瞬間の清潔感がすごく重要
- 壁紙とバランスの取れた色や柄にする
トイレは入った瞬間、視覚的に清潔か不潔かなんとなくイメージしちゃいます。
ですので、いつも清潔にすることはもちろんですが、見た目的に清潔な雰囲気を感じる色や柄にしましょう。
といいつつ、全体のバランスを取ることも大事。特に壁紙とのバランスはすごく重要です。
壁紙も床もトイレに占める面積が大きいため、お互いがちぐはぐだととても違和感が出るからです。
壁紙とセットで色や明るさのバランスを考えましょう
- 壁紙と同系統の色にする
- 壁紙よりちょい暗めな床色にする
基本的には壁紙と合わせるのが最もバランスが取れています。
「床と壁は素材が違うから同じ色はないのでは?」と心配するかもしれませんが、全く同じにしなくても、全然違和感はないので大丈夫です。
壁と色を変える場合は、壁紙より暗めの色がおすすめです。暗めの色は「重さ」を感じさせ、下にあることで安定感が出るからです。
上の方が明るく、下が暗めがとても自然な雰囲気が出ます
壁紙の選び方についてはこちらでもまとめていますので、合わせてチェックしましょう。
白系統の色がやっぱり一番無難
トイレの床色は白系統がおすすめです。
こだわりが特にない&迷ったのなら、壁紙と床の両方を白系統にしてしまうのが一番無難で失敗が少ないです。
ただ一つ注意が必要があります。単一の色だけだと、細かいゴミが床にあるのが目立ちすぎてしまうことです。
あまりにも汚れが目立ちすぎてしまうと常にトイレを掃除しないと気になってしまいます。ですので、ほどよく模様や柄があることで、バランスが取れた雰囲気にすることができます。
トイレばかりずっと掃除するわけにもいかないですからね
そうすると、壁と床の色や模様が違うのでは?と心配するかもしれませんが、色味や模様が違っても全然違和感はないので大丈夫です。
トイレの床に黒を使うときのメリット・デメリット
トイレの床を黒くしたい場合は、注意が必要です。
黒い床は高級感が出るし、暗い色が下に来る=安定感が出るので、視覚的な違和感はそれほどないです。
カラーコーディネート的にはありです
ただ一方、トイレの床を黒くするデメリットもあります。
- ホコリや汚れが目立つので、まめに掃除しないとみすぼらしくなる
- 光を吸収するので窓がない&小さいと暗く見える
ピッカピカに手入れされたトイレの黒い床は、高級感&洗練された感じがありますが、汚れが白く目立つので、ほっておくと一気に汚く見えます。
もし黒い床にしたいのであればこのポイントを押さえておきましょう。
- まめに手入れする
- 汚れが目立ちにくくなるように模様タイプにする
また、黒い床にすると、光を吸収してトイレが暗くなりがちです。窓を大きくするか、明るい照明にしましょう。
木目や大理石調のタイプもおすすめです
トイレをおしゃれに演出したいのであれば、木目や大理石調の模様にするのもアリです。
最近のクッションフロアやタイルにもおしゃれな模様がいっぱいあるので、その中から選んでみるのも面白いかもしれません。
ただ、色や模様が強すぎると失敗しますので、あまりトリッキーな模様にしないことをおすすめします。
新築やリフォームを検討してるときってテンションが上がって、尖った選択をしがちです…。後で後悔しないように冷静に選びましょう
まとめ|トイレのおススメの床材はメンテも楽な白系のクッションフロア
- 汚れに強く、汚れた時に簡単に掃除できること
- 壁紙と一緒に明るさや色合いのバランスをとること
おすすめは、コストとメンテナンス性のバランスが取れたクッションフロア。
トイレなどの水回りに強い商品が数多くあるので、迷ったらクッションフロアにしておけば大丈夫です。
我が家でも、さんざん考えた挙句、クッションフロアにしました
- 色は、壁と床の両方を白系統にするのが無難
- その場合は、床は単一の色ではなく少し柄か模様入りにすると、汚れが目立たなくて安心
トイレの床選びがよく分からない!考えたくない!という人は、「模様入りの白いクッションフロア」を選びましょう。
いい間取りを作るために絶対にやるべきこと
間取りづくりで後悔しないためにするべきことを解説します。
後から「こんなはずじゃなかった…」と後悔したくない人は必ずやっておきましょう
ハウスメーカーのカタログで間取りをたくさんチェック
いい間取りにするためには、間取り事例をいっぱい見ることが一番重要です。
そのために一番参考になるのがハウスメーカーのカタログ。
なぜかというと、ハウスメーカーが自分のところで家を作ってもらいたいために家づくりのノウハウをカタログに結集させているからです。
ぶっちゃけて言うと、いわゆる住宅関係の本よりも、無料で手に入るカタログの方が充実しています。
こちらの画像のように、ハウスメーカーのカタログには、具体的な間取り事例がいっぱい載っています。
カタログであなたが好きな部分をマークして、「あなたが好きなイメージ」を固めましょう。
いくつかのカタログでこれを繰り返すことで、あなたが実現したい間取りのイメージが固まってきます。
カタログを手に入れる方法でおすすめなのは、LIFULL HOME'Sでハウスメーカーのカタログをまとめて取り寄せること。
ハウスメーカーのカタログが完全無料で手に入るのでおすすめの方法です。
カタログを見るだけで超ワクワクするので、絶対にやってみてください!
カタログを請求する手順
地域によってはアイ工務店が出てこない場所がありますので、その場合は地域を選びなおせばOKです。
一度に複数のハウスメーカーを選ぶことができます。あなたが気になるハウスメーカーを選択し、自分の現在住所を入力したら終了です。
好きなハウスメーカーのカタログを一気にたくさん手に入れられるので、絶対にやった方がいいです!