トイレコンセントで後悔しないために、この記事で解説
- トイレコンセントって何に使う?使い道って?
- コンセントを隠すデメリットってあるの?
新築で家を建てる時には間取りについていろいろ考えますが、トイレのコンセントって、いまいちどうしたらいいか分からないですよね。
だからといって設計士任せにしたらいいかも判断つかないし…。
ウチは、ウォシュレットの電源がつく位置に1個だけという、ド標準的な仕様にしました。
特に用途が何もなければド標準で全然問題ありませんが、他に機器を使いたい時にはコンセントをもう1個プラスしないと何かと不便だということに気が付きました。
新築後に住み始めてから後悔…
コンセントのような設備を新築後に変更するのはとても大変。後から失敗したと後悔しないためにも、トイレのコンセントの用途・必要かどうかをこの記事でしっかりと確認しておきましょう。
間取りのヒントはカタログが一番
間取りのアイデアはカタログが一番参考になります。
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公式 LIFULL HOME'Sで無料のカタログを請求するそもそもトイレコンセントって何に使うの?活用方法・使い道は?
トイレのコンセントはトイレ自体(温水洗浄便座)で使いますし、それ以外の機器をトイレで使いたい時にも必要になります。
トイレのコードがコンセントに挿してあるのは見たことあるけど、それ以外にも使い道ってあるの?
そんな疑問に答えるために、ここではトイレでのコンセントの用途を解説していきます。自分に当てはまるかどうかをしっかりチェックしてみましょう。
メインはウォシュレットやシャワートイレなどの温水洗浄便座
新築でトイレをつける場合にはほぼ100%温水洗浄便座を設置しますが、その電源にコンセントは必要です。
ちなみにトイレの温水洗浄便座のことを、
- TOTOではウォシュレット
- LIXILではシャワートイレ
と呼んでいます。
トイレのコンセントは、この温水便座のために設置されているといってもいいでしょう。
ちなみに我が家では、ウォシュレットに使うためにコンセントが1つだけある状態で、他の用途で使うことを想定していませんでした。
冷暖房を使いたい時にも必要です
意外と盲点ですが、トイレで冷風機やファンヒーターをつかう時にもコンセントは活躍します。
夏場の暑い時期にはコンパクトタイプの冷風機を設置することもできますし、冬場は電気式のファンヒーターを置くだけで、寒さがだいぶ和らぎます。
特に冬場のトイレは足元から冷え込むため、足から温めてくれるファンヒーターがすごく重宝するという人も多いです。
ただ、冷風機やファンヒーターを置くためには、コンセントから電源を引いてこないといけませんが、コンセントが1つだけだと取り回しが不便です。
トイレの奥からコードが伸びて見た目的にも悪いですし、トイレの汚れが付着する可能性もあるために不衛生です。
もし冷暖房を考えている人は、トイレ奥のコンセントとは別に、プラスでコンセントを追加しましょう。
どこに設置したらいいかを次に詳しく解説します。
トイレコンセントのベストな位置
1個目はトイレ後方左側に付けられることが多いです
おそらく何もリクエストしなければ、トイレ後方左側にコンセントが1つ設置されることが一番多いです。
トイレの電源が左側からコードが伸びていることが多く、後方左側にコンセントを置くことで、コードを極力短くすることができて、見た目的にもスッキリするからです。
2個目は入口近くの壁側面がおすすめです
機器類を使う場合、コンセントはトイレの入り口近くの壁に設置することをおすすめします。
機器類は入口近くに置いて使うことが多く、すぐそばの壁にコンセントがあればコードの取り回しが邪魔にならないからです。
さらに、出入りしない方の壁の側面であれば、動線の邪魔になりません。
我が家では2個目のコンセントを設置しませんでしたが、これが後になって後悔に…。
【我が家の後悔】トイレのコンセントを2個にしておけば良かった…
冬場のトイレが寒くて暖房のためにセラミックファンヒーターを置きたかったのですが、コンセントが足りずに入れられませんでした。
我が家のトイレは北面にあるのですが、窓ガラスからの放射冷却で冷気がすごくて、便座に座ると背中から足にかけてものすごく凍えます。
ちなみに暖房を入れるか入れないかの判断に直結するくらい、トイレ窓をつけるかつけないかも重要なので、こちらも合わせてチェックしましょう。
冬場のトイレの寒さをなんとかしたかったので、コードの取り回しは我慢してでもファンヒーターを設置しようと思いました。
ただ次の問題が発生…。ウチではワット数が足りないという理由で断念しました…。
ワット数について次に解説します。
トイレコンセントをいざ使う時に空きがない…タコ足や二股はダメ?
冷暖房を置きたい。コンセントが1個しかないけどタコ足してコンセントの口を確保したら大丈夫?
ウォシュレットでコンセントは1つ使っていますが、もう1つコンセント穴は余っていた場合、使えそうに思えますよね。
結論から言うと、以下を満たせるなら使っても問題ありません。
- コードの取り回しを我慢できる
- 使う機器のワット数が限界(合計1500W)を超えない
ウチでは、暖房機をつけるとワット数が限界を超えてしまうことが分かって、断念せざるを得ませんでした…。
詳しく解説していきます。
たこ足配線はワット数を気を付けないと危険!
タコ足はよく危ないと言われますが、厳密にはタコ足が危ないのではなく、タコ足をやりすぎた結果、ワット数が限界を超えたら危ないんです。
限界を超えると発熱して発火する恐れがあります。「定格容量」といって、一般的なコンセントでは、使う機器のワット数が1500Wを下回っていれば問題ありません。
もしタコ足配線をする場合でも、合計のワット数が1500Wを超えないようにしっかりとチェックして使うようにしましょう。
ウォシュレットでコンセントを使っていると他の機器使えない
我が家で使っているウォシュレットのワット数は1300Wです。ウォシュレットは水を温水にしたり便座を温めたり、かなりの電力を使います。
ということは、ウォシュレット1つでコンセントの容量の大半を使っていることになります。
ちなみに、暖房器具のワット数はどうでしょうか。
このセラミックファンヒーター、軽くてコンパクトでとても使いやすくて重宝するのですが、ワット数を確認してみると…1200W。
合計2500Wで全然ダメですね。この場合1つのコンセントに機器が1個しかつけられません。
なので、コンセントの穴が余っているからといって暖房器具を追加しようとしたら、たいていワット数の限界を超えてしまうので使うことができません。
コンセントを2つにしておかないと、ウォシュレットと暖房は同時に使えないということですね…
それでは冷房用にサーキュレーターはどうかと言うと…。
こちらは25W。こちらは使っても大丈夫ですね。夏場のトイレが熱い場合は、冷風機なら使っても大丈夫そうです。
冷房と暖房で、全然ワット数が違いますね。思った以上に暖房器具のワット数は大きいです。
自分の自宅の環境に合わせて機器が必要かどうかを考えて、もし必要だと思ったら、コンセントをもう1つ追加しておきましょう。
後からDIYなどで工事することはできません【資格が必要】
後から増設できるかな?と考えましたが、コンセントの工事は電気工事士の資格が必要ですので、簡単に増やすということができません。
素人が工事をすると感電や火災の危険があるので、絶対にやめましょう。
もし迷ったのなら、とりあえず付けておくのも手です。新築やリフォーム時にコンセントをつけておく方が、後から増設するよりかは安く済むからです。
後から増設すると、配線工事も必要になります。もし近くに配線が余っていない場合、分電盤からコードを引っ張ってこないといけなくなり、大掛かりな工事になり費用もかさみます…。
【デメリットなし】コンセントカバーでおしゃれに隠すのもおすすめ
トイレに入った時、トイレのコンセントは目立ちます。コードやアース線がちらっと見えるとなんかおしゃれじゃないです。
そういう時はコンセントの位置を変えるのではなく、コンセントカバーを使って隠しちゃいましょう。
ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100均でおしゃれなコンセントカバーがあるので、それを使えば見た目的にもおしゃれですし、コンセントを汚れから守ってくれます。
正面のコンセントが嫌だからといって、場所を変えるのはおすすめできないです。だったらカバーで隠した方がいいですね
また、トイレに限らずコンセントはだいたい白系統です。もし、壁紙を白以外にしようと思っている人は、コンセントが目立って見えるようになります。
コンセントと壁紙は切っても切り離せません。トイレの壁紙の解説で、壁紙をどうするかもしっかり考えておきましょう。
また、見た目を気にするのであれば、壁紙に合わせて床色も重要です。トイレ全体をバランスよく見せるためには、床も忘れずにチェックしておきましょう。
まとめ|暖房などの器具を使うかでトイレのコンセントの個数は判断しましょう
自分の自宅の環境に合わせて機器が必要かどうかを考えましょう。もし必要だと思ったら、コンセントをもう1つ追加しておけばOK。
トイレコンセントのおススメな位置はこちら
暖房器具はワット数を多く使うので、コンセント1つでは足りません。寒い場所であれば、暖房器具を置くことを考えて、コンセント2つにしておきましょう。
いまいちどうしたらいいか分からない家の間取り。お任せでいいやと思っていても、いざ必要な時に「しまった~」となることも。
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いい間取りを作るために絶対にやるべきこと
間取りづくりで後悔しないためにするべきことを解説します。
後から「こんなはずじゃなかった…」と後悔したくない人は必ずやっておきましょう
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