新築で注文住宅検討している人、どれぐらいの広さにしたらいいのかよく分からないなとお悩みではないでしょうか。
でも玄関って、土地の制約があったり、リビングなどのメインの場所を決めてから配置することが多いので、なかなか思ったように決められないことが多いです。
一方、玄関の広さであとあと失敗したと嘆く人も多いです。失敗の原因は「玄関の適切な広さをしっかりと把握できていなかった」ことが多いです。
そこでこの記事では、これから新築やリフォームを検討している人が悩んだり失敗しないように、適正な玄関の広さのポイントについて解説します。
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今住んでいる場所はご実家だったりアパート・マンションじゃないかと思います。せっかく新築やリフォームするんだから、使いやすい玄関が欲しいですよね。
人によっては広々とした玄関が欲しいと思う人もいれば、他の部屋にスペースを使いたいから、最小限に済ませたいと思う人もいるかと思います。
けれど、こだわりのあるなしに関わらず、玄関の広さは、「適度」なものをおすすめします。あとあと、玄関の広さを失敗したと後悔することが少ないからです。
僕の周りでも、「こうしておけば良かった~」という声がいくつも聞きます。それらのポイントについて解説していきます
狭すぎる玄関は使い勝手が悪い
他の部屋になるべくスペースを割きたいと思う人は多いですが、玄関のスペースを削りすぎない方がいいです。
そういった人は、「今は狭いアパートでも困っていないから」など、今の自分が置かれた状況で判断しがちです。
けれど、家族が増えたり、新しい趣味を始めたりすると、途端に場所が欲しくなります。そういった時に玄関でないと困るような物を置けなくなるのはものすごくストレスです。
- ベビーカー
- 三輪車など子どものおもちゃ
- ゴルフバッグ
- 玄関をガレージ的に使う
など、広めの玄関があれば助かったと思える場面は多くあります。
自分たちの今後を想像して、これから置くものを想定した広さは確保しましょう
玄関が広すぎたせいで後悔することもあります
玄関は広い方がいいと思う人も多いでしょう。玄関が広いと、とりあえず屋内に物を片付けることができてとても便利ですからね。
けれど、広いからといってあまり広すぎる場所を取りすぎるのも、後から失敗したと後悔することが多いです。
- 玄関にスペースを割きすぎたために、他の部屋が狭くなった
- 思い切って広く玄関を取ったけど、何に使っていいか分からずにスペースがすごく余ってる
他の部屋を削ってまで確保した玄関のスペースを使わずじまい…ということってよくあります。
それだったらもっとリビングを広くしたら良かった」などと後悔しないように、次からは、おすすめの広さについて解説していきます
おすすめの広さは何畳?
注文住宅の新築の標準的な広さであれば、迷ったら3畳(1.65坪)の広さであれば、広すぎず狭すぎぎないちょうど良いバランスの広さです。
もちろん、建物の面積によっても玄関に割り当てできる広さは変わります。でも、一旦この3畳の広さを頭にインプットして間取りを検討してみるといいでしょう。
ちなみに我が家は、3.2畳(1.75坪)です。ほぼ標準的な広さですが、ちょうどよい広さだなと感じています。
雨が降った時、濡れたアウターを玄関土間にハンガーで吊るして乾かしたり、土がついてるものを屋内に入れたい時に不便しない広さです。
もしもう少し広くできるなら、収納スペースをもう少し作っておいても良いかなと思いました。けれど、玄関土間、玄関ホールの広さもちょうどいいなって満足しています
まずは玄関に必要な収納量を把握しましょう
間取りを決めるうえで大事なのは、どれぐらい収納をするかということ。収納する量によってシューズクローゼットなどの収納スペースが決まるからです。
夫婦+子供2人の4人家族の場合、靴の平均所有数は40足、5人家族なら47足ほどです。
正面か横か、玄関ホールの有無でも必要な広さは変わってきます
玄関の広さは、どのような配置をするか、そもそもホールを作らないかによっても間取りの面積が変わってきます。
玄関を横に付ける場合は、玄関土間の部分をドアの長さを確保する必要があって、自然と面積が決まってきます。ドアの幅より小さくすることはできませんからね。
横向き玄関は、我が家も採用してて、実はおすすめです。
そもそも玄関ホールをつけないやり方もあります。玄関ホールをつけないことで、玄関土間や収納スペースの面積をめちゃくちゃ多く確保することも可能です。
玄関土間や収納が広くとれるのはとてもメリットです。一方、注意点もあるので、興味ある人は玄関ホールの間取りについて解説した記事を忘れずにチェックしてください。
最近のデザイン性のある家に増えてきましたが、見た目だけで選ばずに、この記事でしっかりと機能のデメリットも押さえてからの方がいいです
玄関2畳の広さ
2畳の広さだと、玄関土間が1畳、玄関ホールが1畳の広さになります。マンションの玄関の広さぐらいと想像してみるといいと思います。
シューズクロークなどを設置することは難しく、収納はシューズクローゼットを置くことになります。
3畳を基準にすると2畳は狭いかなと感じるかもしれません。そういう場合は、収納する靴を整理して減らしたり、今あるものすべて収納するのではなく、これを機会に見直すのもアリです。
マンションなど、2畳というのは一般的です。スペースに限りがあるのであれば、やりくりすれば2畳でも大丈夫です。
玄関3畳の広さ
注文住宅での新築の標準的な広さであれば、3畳、1.5坪(2.7畳)または2坪(3.6畳)ぐらいの広さになることが多いです。
もしこだわりがなく迷ったのであれば、この広さにしておけば問題ないです。
間取りの目安としてはこれぐらいになります。
- 土間部分が1畳、ホールが1畳、収納が1畳
- もしくは、収納1畳を少し減らして土間をその分増やす
この広さであれば、窮屈さを感じることもなく、ホールも土間も、収納もストレスなく使うことができると思います。
ウチの玄関は3.2畳です。家族の靴を並べた状態で、子どもの三輪車をそのまま玄関土間に入れることができるぐらいの広さです。
家族は5人ですが、全員分の靴を収納できますし、土間もある程度広いので並べて置けるぐらいの広さはあります。
バランスがいいなと思うので、迷ったら3畳を基準に考えてみるのがいいでしょう
玄関4畳の広さ
標準的な3畳に対して、もっと広くしたい場合は4畳にしてもいいかと思います。
4畳あれば収納を更に充実させることができます。収納もシューズクローゼットではなく、ウォークスルーのシューズクロークを設置するなど、大型の収納スペースとして活用することもできます。
ただ、シューズクロークを設置しても結局使わなかったり、あとあと要らなかったなと後悔する人もいますので注意が必要です。
玄関5畳、6畳だと広すぎです
玄関の間取りで4.5畳または5畳以上は少し広すぎるかもしれません。
玄関土間をガレージ代わりにして趣味スペースに活用するならまだしも、広ければいいと思って場所を確保してもほとんどの時間は使いません。
よっぽど使いたい用途がない限り、そこまで玄関を広くとる必要はありません。その分、他の部屋にスペースを割り当てた方が後悔しないでしょう。
横長か縦長、細長い玄関はどう?
間取りの制約上、どうしても縦か横に長い玄関になってしまうこともあるかと思います。縦と横の玄関の注意点を簡単にまとめます。
縦長の玄関の注意点
手を広げた時に壁に手が伸ばせない広さだと窮屈に感じますので、縦に細長い玄関だと狭くて窮屈な印象をもってしまいます。
また、狭いと一度に何人も出入りができないのがデメリットです。
横長の玄関の注意点
横に長いと、開放感があって狭さを感じない点はGood。ただ、ドアの位置によっては一度に何人も出入りができないので、注意が必要です。
玄関幅は1365、1500、1820は狭い?
玄関は横幅が狭いと狭く窮屈に感じます。広く見せるのが玄関づくりでのポイントですので、なるべく横幅が広い方がいいです。
我が家では、1820mmを玄関の幅に割り当てています。そこから壁の厚さの分を抜くと、実際の幅は1500mmくらいです。
大人の男性が手を広げても収まるぐらいの広さで、すごく広く感じます。かと言って広すぎて持て余しているという印象はないので、ちょうどよい広さだと思います。
1500mmだと、実際の横幅は1300mmぐらいです。これぐらいであっても、人が横に並んで出入りすることができるぐらいの幅です。
これぐらいでも問題ないかと思います。ただ、シューズクローゼットを横に設置したらクローゼットの厚みの分狭くなりますので、実際には間取りによるかなというところです。
1365mmですと、マンションと同じくらいの幅になります。
シューズクローゼットを横に置いたらかなり幅を取られますので、シューズクローゼットを薄めにするか、設置場所を工夫する必要があります。
玄関の奥行きは 狭くても大丈夫?
玄関の奥行については、ホール部分よりも玄関土間を優先して確保したいです。土間部分に物を置いたり、上着を脱いだりするからです。
我が家では土間部分の奥行を1365mm確保していますが、ちょうどよい広さだと感じています。あまり場所が取れない場合でも、1000~1200mmは確保しておいた方がいいと思います。
まとめ|玄関の広さは使い場面を想定してほどほどの広さを確保しましょう
玄関の広さは、新築の注文住宅の場合は3畳が標準です。こだわりが特にばく、迷っているのであれば3畳にしておけば問題はないです。
3畳を基準にして2畳~4畳の範囲で調整するのが良いでしょう。
- もっといろんなものを収納したいのであれば4畳
- 玄関にかけられるスペースが限られているのであれば2畳にして収納をやりくり
玄関に割り当てできるスペースは限られていますが、過度に削りすぎて後から後悔しないように検討して、納得いく間取りにしてくださいね。
いい間取りを作るために絶対にやるべきこと
間取りづくりで後悔しないためにするべきことを解説します。
後から「こんなはずじゃなかった…」と後悔したくない人は必ずやっておきましょう
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