住友林業はウッドショックによる値上げ・影響は「今のところ」なし
→ただし通常の値上げはあり
住友林業で家を建てたいけど、ウッドショックで値上げしていないか心配…。
他のハウスメーカーの値上げも気になるし、どのハウスメーカーで建てるのが得なのか悩んでしまいますよね。
そこで今回、住友林業の住宅展示場に行って、値上げ状況を直接聞いてきました!
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ハウスメーカーの値上げ状況、ウッドショックの見通し
→ウッドショックに影響なし・ありのハウスメーカーもまとめています
住友林業の値上げ状況
今回、住友林業の住宅展示場に直接行って調査を行った結果、値上げの状況は以下の通りです。
- ウッドショックによって直接的な値上げは「なし」
- ただし、定期的な価格見直しによる値上げは「あり」
住友林業さんはウッドショックによって影響を受けていないのですか?
住友林業は独自の木材確保ルートを持っているのと、自己保有林があるために、今は値上げをしないで済んでいます。ただし、これからは分かりません…
- ウッドショックの影響をカバーしているが、いつまで価格吸収できるか厳しい状況
- 木材以外の建築資材は値上がりしているため、定期的に価格改定をしている
ウッドショックによる値上げがないからといって、安くなるのを待っていたら損をする可能性が高いです!
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住友林業のウッドショックによる影響
住友林業は、他のハウスメーカーに比べて、ウッドショックの影響をかなり抑え込んでいます。
実は、住友林業は主要構造材の国産材比率を高める取り組みを、かなり前からやっているんです。
主要構造材に占める国産材比率はなんと70.7%!普通のハウスメーカーや工務店では考えられない比率です。
※日本林業調査会より
住友林業が保有している森林の面積は約4.8万ヘクタール。これは日本の国の面積の約800分の1の量!とんでもない量の森林を、住友林業は持っているんです。
これらの森林を、木材生産の「経済林」と、環境保全「環境林」に分けて管理しています。
ほとんどのハウスメーカーは森林を所有しておらず国内外から買い入れていますが、住友林業は自社で森林を育てるルートを持っています。
自分で木材をゼロから生産することができるのが住友林業の強み。このおかげで、他のハウスメーカーに比べてウッドショックの影響を下げることにつながっています。
とは言っても、100%自給できているわけではないので、どこまで価格を上げずに済むかは分からない状況です…
2021年10月29日の決算説明資料では、ウッドショックの影響についてこう説明しています。
上昇した木材価格を基に概ね 7 月以降の契約物件で価格の見直しを実施しており、木材コストアップを徐々に販売価格で吸収していく。
2021 年 12 月期第 3 四半期決算 アナリスト・機関投資家向け説明会 質疑応答
この見直しにより、少しずつではありますが徐々に値上げしていき、坪単価に反映する方向になる可能性があります。
今後は、現在よりも価格が上がることは間違いありません。あまり待たない方がよさそうです。
他のハウスメーカーはどう?
ウッドショックによって価格が直撃しているハウスメーカーと、そうでないハウスメーカーに二極化しています。
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【2022年】ハウスメーカーの値上げ状況・ウッドショックの見通し
住友林業や一条工務店は、現時点では大幅な値上げに踏み切ってはいません。
一条工務店は材料の手配と加工をフィリピンで行っているなどの独自の強みのルートをもっていますが、そういった調達力のあるメーカーは、ウッドショックの影響を受けにくい構造になっています。
一方、独自のルートを持たないハウスメーカーは調達力が弱く、ダイレクトに影響を受けています。
それじゃ、値上げしていないハウスメーカーで建てるのが得なんじゃないの?
そうとも言えないんです…!
木材の在庫を多く持つなど、値上げをしていない会社はお金をかけて独自の体制を築いていることもあって、元々が高価格帯であることが多いです。
値上げをしたハウスメーカーはコストをかなり削っている会社が多く、ウッドショックによって価格が上昇したと言えども、まだこちらの方が安いケースもあります。
- 住友林業:80万円前後
- タマホーム:65万円前後
一番安い会社がどこかは、比べてみないと分からないのが現状です
契約後の値上げはある?
住宅は契約した時点の価格が適用されることが基本です。ですが、ウッドショックの場合はあまりにもインパクトが大きく、契約後に値上げも。
こちらは住友林業ではありませんが、契約後の値上げについて打診されたケースもあります。
この前ハウスメーカーの営業さんから、ウッドショックでなかなか大変な業界事情なので契約後に木材高騰による値上げする可能性があります(通常は絶対に有り得ない事ですが…)ので、ご了承くださいという契約のもと話を進めて行きたいですって言われた。
— ゆめみん (@jo_malone_) June 29, 2021
契約したからと言って安心はできない状況が続いています。
現時点で住友林業は契約後に値上げするとは明言していませんが、契約時点で木材価格が変動する際には、契約後の値上げもゼロではないでしょう。
今後、ウッドショックがさらに進むと、契約後の値上げや工期変更も出てくる可能性はゼロじゃありません
今後の家づくりはどうしたらいい?費用を抑えるためのポイント
家づくりで費用を抑えるポイントを2つ紹介します。お金のことで一生後悔しないように、絶対にやってみてください。
どれも実際に家づくりで全部やった僕がおすすめできることなので、安心してください。
方法①:複数の会社で相見積もりを取る
住友林業で家を建てようか迷っている人が絶対にやるべきなのが、他のハウスメーカーも相見積もりを取って比較することです。
相見積もりを取る理由
- どの会社が一番お得かどうかは、見積もりを取って比べてみないと正確な金額は分からない
- あなたの要望をかなえるのに一番安い家は、見積りを取らないと分からない
住友林業がウッドショックで値上げをしなかったからと言って、一番安い会社は他にもあるかもしれません
実際僕は、同じ要望で3社に見積もり依頼したところ、それぞれ出てきた見積りは2,200万円~2,500万円とかなり幅がありました。
- 要望:木をいっぱい使った家にしたかった
- 3社の見積もりのうち、たまたま1社が木材を安く仕入れるのが得意な会社だった
- 木材+その他で300万円の削減に成功
- 相見積もりで発見した一番安い会社で建てた
相見積もりで比べた結果、思わぬ発見があったことで、家を安く建てることができました。
ウッドショックで値上げしている会社が高い、値上げしていない会社が安いと決めつけずに、見積もりを取って比較してみましょう。
どうやって相見積もりを取ったらいいの?いちいち住宅展示場に行かないといけないの?
大丈夫です。こういう時は、タウンライフ家づくりの無料一括見積・間取り作成がおすすめです。
建てたい家の要望を入力し、希望するハウスメーカーや工務店を選ぶだけで、見積りと間取りを複数のハウスメーカーから一度に取得することができます。
住宅展示場で直接依頼する場合、「2~3回の訪問×打合せ2時間×会社の数」の時間がかかります。週末を利用する場合、見積もりをお願いするだけで2~3週間を要することになります。
僕も実際に住宅展示場でお願いしたこともありますが、時間がかかる上にメチャクチャ疲れます…。
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めんどくさいなぁ…と思って今ここで相見積もりを取らなかったせいで、後から数百万円の損をしないためにも、5分の入力で見積もりを入手しておきましょう。
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