【失敗しない】玄関の使いやすい間取りと重要なポイント!

  • 玄関の間取りって何が正解か全然分からない…
  • 他の間取りを優先すると玄関って狭くなっちゃう…

間取りで失敗して住んでから後悔したくないけど、どうしたらいいか分からないですよね。

玄関は、使ってみて初めて「あ~、こうしたら良かった~…」ということに気づくような場所です。

出かける時とかは無意識ですが、いざ使う時に思ったものがないとメッチャ困ったりするんでですよね

  • これを置きたかったのに置く場所がない!
  • なんだか暗くて微妙…
  • 子どもが大きくなって玄関が狭く感じてきた…

こんな失敗や後悔がないように、この記事では、玄関の間取りを決める上で大事なポイントについて解説します。

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間取りづくりで後悔しないためにするべきこと

目次

玄関の間取りを失敗しないための大事なポイント

玄関の間取りを考えるときに大事なポイントをまとめました。

これから間取りを考える人のために、建築士さんに聞いたり、我が家で住んでみて実感したことを解説していきます。

玄関は狭すぎない・広すぎない方がいいです

玄関のことを考え出すと、いろんなものを収納したりこだわりだして、やけに広くなったりします。

建てもを建てる面積が広くあるならいいですが、たいていの場合はそんなにスペースを取れないことが多いです。

玄関は、四六時中いるようなスペースではないです。あまりあれこれ盛り込むと、普段使わないデッドスペースが生まれてしまうので、広すぎない方がいいです。

かといって、玄関のことを何も考えないと、玄関ホールや土間がメチャクチャ狭い間取りになったりします。

家族が増えてくると、狭い土間収納だとあっという間に靴で埋め尽くされてしまって使い勝手が悪い玄関になってしまうので、何も考えずにスペースを削りすぎるのも良くありません。

使う場面を想定した間取りにすること

玄関の間取りでは、こうしたらいいっていう万人共通の正解はありません。家族構成やどんな使う場面があるかによって、正解は変わります。

  • 玄関ポーチがほとんどないから、自転車を中に入れたい
  • アウトドアや外で遊ぶものが多いから、専用クロークが欲しい
  • 特にこだわりがないから最小限でいい

人によって求めるものは異なります。これから新築・リフォームするご自身がどのような状況かをしっかり明確にしましょう。

ちなみに僕は全然アウトドア派じゃないし、家には屋根のある玄関ポーチがあるので、土間収納を広くとる必要がないなと判断しました

何を収納したいかで収納スペースを決めましょう

収納スペースのサイズは、何を収納したいかによって変わります。

収納は、あればあるだけいいよと言われます。それはある意味正解なのですが、たいていの場合はスペースが限られているので、その中でどれだけスペースを割り当てるかを決めないといけません。

ですので、これから何を収納したいかを明確にして、それを余裕をもってしまえるスペースを確保しましょう。

とりあえず使うか分からないけど収納場所を確保する、というのはおすすめしません。使わずに逆にスペースが余ってしまうことも考えられます。

靴:シューズボックス・シューズクローク

玄関収納で一番大事なのはもちろん靴です。増える家族も想定して、シューズボックスを決めましょう。

ただありがちな失敗なのは、シューズボックスをメチャクチャいっぱいとったけど、そんなに使わなかったというケースです。

靴が増えるのを心配するあまり広めにとったけど、実はそんなに要らなかったということもありえるので、必要な分のスペースを確保しましょう。

また、今ある靴を全て収納するということを考えがちですが、今ある靴って全部必要でしょうか。よく考えたら全然履かない靴もあったりすると思います。

使うかどうかわからない靴のためにスペースを使うよりも、要らない靴はしっかりと処分することなども必要です。

コート類などのアウター類

コートなどアウターを置く場所、普段あまり気が付かないですが重要です。

  • 外から帰ってきて、コートをサッと脱いでかけたい
  • 雨に濡れたアウターを玄関で吊るしておきたい

これって意外と気が付かない点です。ですが僕も住み始めてから、アウターを置く場所が必要だなぁ…とすごく実感しました。

別室にアウターをしまう場所があれば不要かもしれませんが、雨で濡れたアウターを家の中に持ち込みたくない人はアウター類を吊るしておくスペースがあった方がいいです。

特に雨や雪で濡れる事を想定すると、水がぽたぽた垂れても大丈夫な土間収納の場所にあるのが理想です。

ウチは子どもが雨に濡れて帰ってくることが多いので、家の中に濡れたものを入れたくないなぁという場面がとても多いです

自転車やおもちゃ:土間収納

  • 子どもがいて、外で遊んで帰ってた来た時の汚れた手荷物
  • 濡れた傘を乾かしたり自転車を置く場所

これらを置く場所も考える必要があります。そのために玄関ポーチを広くとれればいいのですが、それが厳しいのであれば土間収納を広くとる必要があります。

靴以外の物も意外と置き場所に困るので、自分の家に必要なものを洗い出して、収納できる場所を確保しましょう。

今後どうするかをちゃんと想定しておきましょう

どんな玄関が必要かは、住む人の条件によって変わってきます。

次からはおすすめの間取りを解説していきますが、まずは自分にとって何が必要かをしっかり明確にすることが大事です。

必要じゃないのに使わない場所を作ってもムダになるだけですからね

玄関の間取りのおすすめは?

建てる家の条件によって、玄関のおすすめの間取りは変わってきます。

玄関のおすすめの広さは2・3・4畳のどれ?

注文住宅の新築の標準的な広さであれば、玄関3畳(1.65坪)ほどあれば広すぎず狭すぎず、ちょうどよい広さ。玄関にスペースが取れない場合でもせめて2~2.5畳(1.1坪)、広くとれる場合は4畳(2.2坪)ほどが良いでしょう。

玄関のおすすめの広さについても忘れずに押さえておきましょう。

狭小住宅で狭い玄関では靴がしっかり収納できるように

建物面積が確保できないというケースは多いです。というかほとんどの場合そうじゃないでしょうか。

その場合は、収納するものの優先順位をつけて、優先度の高いものをきっちりと収納できるようにしましょう。

玄関収納で最優先なのは、もちろん靴です。どんなにスペースが取れなくても、靴をしまえる場所、シューズボックスは確保しましょう。

もちろん、収納を増やすだけでなく、収納する物自体を減らすことも必要です。履こうと思って靴を取っておいても、同じ靴ばかりを履くことが多いので、処分してしまった方が

また狭い玄関では、暗い場所がより見えにくくなります。狭い玄関だからこそ、明かりを取り入れる窓や照明を設置した方がいいです。

狭くても、明るいだけで開放感が出ておしゃれに見えて、雰囲気がよくなります

十分に広さを取れる人はいろんな収納に活用するのがおすすめ

新築で玄関になスペースが確保できるような人、玄関スペースを重要視している人は、土間収納やシューズクロークを設置して、玄関を収納でフル活用するのもおすすめです。

大きくて家の中に持ち込めないような物は結構あります。

  • ベビーカー
  • 三輪車や子ども用のおもちゃの車
  • ゴルフバッグ
  • ロードバイク

こういったものは土や水がついているので、家の中にもって入ることが難しいです。かと言って、玄関ポーチなどの屋外に置くものが心配だったりしますよね。

こういう時に土間収納があると、土がついていても屋内に持ち込めるのでとても便利です。これまで使っていなかったとしても、家族が増えたり新しい趣味を始めたりした時にこういったスペースの必要性に気が付きます。

とは言え、意味もなくムダに広いスペースを作らない方がいいです。使わないのに玄関にスペースを作りすぎてしまった、と玄関の間取りに失敗したと感じる人は本当に多いです。

あくまで自分達の家族にとって本当に必要かどうかを考えて、間取りに入れるかどうかを検討しましょう。

玄関ホールはどうしたらいい?

玄関ホールの広さは、1畳もあれば十分です。玄関ホール自体を活用する場面はあまりなく、ほかの部屋の接続的な意味合いがありますので、収納などがないのであれば、あまり広いサイズを確保するのはもったいないです。

ちなみに省スペースができる玄関ホールなしの間取りというのもありますので、あわせてチェックしてみてください。

土間収納のスペースってどれぐらいがいい?

土間収納はとても便利です。外から持って帰ってきたけど、水や土で汚れていている場合は土間収納においておけばいいからです。

ウチでも、雨が降った時は濡れたものを土間収納にハンガーをかけたりして乾かしていたり、土間収納を活用しています。

土間収納の広さは2畳あれば十分です。あまり広すぎても、何も使わないもったいないスペースが生まれてしまいます。

もし趣味などでガレージ的に使いたいのであれば、それ以上の広さを確保するのはもちろんOKですが、明確な用途がない場合は、必要以上に土間収納のスペースを取り必要はありません。

シューズクロークっていらない?ウチは不採用

シューズクロークとは玄関に設ける専用のスペースで、土足で収納できるために靴だけでなく屋外から持ち込んだものをしまえる便利な収納です。

最近、注文住宅で採用するところが増えてきたように感じます。しかし便利だと思われる反面、気を付けないといけないポイントがあります。

結局我が家では、デメリットが大きいなと感じて採用しませんでした

スペースを多くとる必要がある

シューズクロークを設けるということは、専用の場所を確保しないといけません。ただでさえ家を建てるときはスペースが限られているのに、そこに更にシューズクロークのためのスペースを確保する必要があります。

収納したいものがいっぱいあるのであれば設置する価値はあるかと思いますが、特にそういったものがないのに不必要にスペースを設ける必要はないと思います。

入り組んだ構造になっててシューズクロークに換気扇をつけないと微妙

シューズクロークを設けると、玄関の空間が長方形ではなく、入り組んだ構造になることがあります。

そうすると、キレイに空気の流れができずに玄関の空気がこもってしまいます。ただでさえ玄関は靴で臭くなりがちなのに、空気がこもってしまうと完全にマイナス。

ですので、シューズクロークを作る場合は、換気扇を別で付けないといけなくなるのがデメリットです。

ウォークスルーのシューズクロークは動線通り使わないかも

ウォークスルーのシューズクロークとは、玄関と玄関ホールを別の空間でつなぐタイプの収納スペースのこと。

玄関の中で、来客・家族用と出入り口を使い分けることができることがメリットです。

でも実際は、そういう使い分けがなかなか習慣にできずにデッドスペースになってしたりするところも多いようです。

うまく使えたら便利な場所ですが、ご自身の家庭でうまく使い分けられるかを考えてからにした方がよいでしょう。

玄関にトイレをつけるのは一般的です

間取りを検討してくと玄関にトイレを設置することを提案されることがありますが、一般的ですし問題ありません。。

「あまりキレイでないもの同士」なので、こういったものを集めておくのは合理的かなと思います。我が家でも玄関トイレですが、全く問題なく使っていますよ。

玄関にトイレをつけるがどうかについては、こちらで詳しく解説しています。注意するポイントもまとめていますので、チェックしておきましょう。

玄関をおしゃれで使いやすい間取りにするアイデアは?

玄関は家の顔とも言える部分。仕事や学校から帰ってきて家に入った時、最初に目に入るところですので、入った時の印象で、玄関が狭く薄暗さを感じさせないようにするのが重要です。

広くスペースを取る、または広く開放感のあるように見せる工夫を

玄関は人が出入りするときにぎゅうぎゅう詰めになったりしてストレスを感じやすい場所でもあります。

かといって玄関のスペースを十分に確保できないのも事実。

ですのでそういう時は、玄関が縦長にならないようになるべく横幅・間口を広くとって、狭くていやだなという印象を持たせないような間取りにしましょう。

暗くなりがちなので明るさを取り入れましょう

玄関は、家の角など奥まった場所に配置することが多く、それほどスペースを割くことができないため、暗くなりがち。玄関が暗いと雰囲気が悪くなるだけでなくとても不便です。

明るい家の中や、太陽のある屋外から玄関に入ると、明るい所と暗い所の明るさの差が強くて、とても玄関が見づらいです。

ですので、玄関の明るさを確保するために、窓や十分な照明を設置することをおすすめします。

うちでは大型のFIX窓を設置しています。玄関がとても明るくなって使いやすいだけでなく、開放感があってとても雰囲気がよくおしゃれに見えます

高級感のある石やタイル、木材を使用する

玄関は家の中で唯一、土足のあるスペースです。土足の土間の部分は、タイルや石を使いますが、上質な素材を使うと一気に玄関が華やかになります。

我が家でも、土間スペース部分に高級感のあるタイルを敷いていますが、目に触れる部分が多いので全体の雰囲気が一気に上品に見えます。それぐらい重要です。

また、玄関ホールにはフローリングではなく無垢の木を使っていますが、家に入った時に上質な木肌が目に入って、入る度に「あぁいいなぁ」と感じます。

玄関は、ホールと土間に上質な素材を使うだけで一気に雰囲気が変わるのでおすすめです。これ、意外とみんなやっていないです。

玄関の風水ってどうしたらいい?

風水的には、玄関の設置場所は東南向き、または南向きとされていますが、土地の場所や間取り的にそんな位置にできない場合も多いので気にしなくてOKです。

また、玄関から直接中が見えないように、曲がりくねっていたり、横向きにした方がいいとされています。

風水的を抜きにしても、外から玄関を通して中が見えるのはあまりよくありませんので、こちらは意識した方がいいです。

まとめ|玄関は広すぎず狭すぎないバランスで

玄関の間取りの広さは標準的には3畳です。狭い場合は2畳、広い場合は4畳程度がいいでしょう。

また、以下2つのポイントを踏まえて、広すぎず狭すぎない間取りにする事がポイントです。

  • 使う場面を想定する
  • 何を収納したいかによって収納スペースを確保

それぞれの家庭の状況によってベストな間取りは違ってきます。

  • 収納をスペースを玄関に多く確保したい場合は、土間収納やシューズクロークを設ける
  • 最低限の収納でいい場合は、間口が広く、多少広めの土間スペースを確保しておけばOK

これらのポイントを押さえて、納得いく間取りを検討してみてください。

いい間取りを作るために絶対にやるべきこと

間取りづくりで後悔しないためにするべきことを解説します。

後から「こんなはずじゃなかった…」と後悔したくない人は必ずやっておきましょう

ハウスメーカーのカタログで間取りをたくさんチェック

いい間取りにするためには、間取り事例をいっぱい見ることが一番重要です。

そのために一番参考になるのがハウスメーカーのカタログ

なぜかというと、ハウスメーカーが自分のところで家を作ってもらいたいために家づくりのノウハウをカタログに結集させているからです。

ぶっちゃけて言うと、いわゆる住宅関係の本よりも、無料で手に入るカタログの方が充実しています。

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ハウスメーカーのカタログ。めちゃくちゃいっぱい間取りが載っています

こちらの画像のように、ハウスメーカーのカタログには、具体的な間取り事例がいっぱい載っています。

実際の施工例を見て、気になるところにマーク!

カタログであなたが好きな部分をマークして、「あなたが好きなイメージ」を固めましょう。

いくつかのカタログでこれを繰り返すことで、あなたが実現したい間取りのイメージが固まってきます。

カタログを手に入れる方法でおすすめなのは、LIFULL HOME'Sでハウスメーカーのカタログをまとめて取り寄せること。

ハウスメーカーのカタログが完全無料で手に入るのでおすすめの方法です。

カタログを見るだけで超ワクワクするので、絶対にやってみてください!

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建築予定エリアで住所を選択

地域によってはアイ工務店が出てこない場所がありますので、その場合は地域を選びなおせばOKです。

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ハウスメーカー選択画面で気になるハウスメーカーを選択

一度に複数のハウスメーカーを選ぶことができます。あなたが気になるハウスメーカーを選択し、自分の現在住所を入力したら終了です。

好きなハウスメーカーのカタログを一気にたくさん手に入れられるので、絶対にやった方がいいです!

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