桧家住宅は、1988年創業のヤマダ電機と同じグループのハウスメーカーです。価格を抑えながらも、快適な住環境を提供する全館空調「Z空調」を開発以降、右肩上がりに着工数を伸ばしている、今勢いのあるハウスメーカーです。
ローコスト〜ミドルクラスくらいの価格帯のハウスメーカーです。
この記事では「桧家住宅」の標準仕様について解説していきます。
お住まいの地域や、選択するグレードやプランによって標準仕様が異なる場合があります。無料で請求できるカタログで確認するのが一番です。
標準仕様からわかる、桧家住宅の強みとおすすめできる人
その他のハウスメーカーの標準仕様も調査している私が感じた「桧家住宅」をおすすめできる人は以下の通りです。
桧家住宅は、ローからミドルクラスの価格帯のハウスメーカーで、デザイン性から耐震性まで優れているのが特徴です。
桧家住宅の魅力
- プロがコーディネートしたインテリアスタイルから選ぶことができる
- 断熱性能が高く第一種の換気システムも標準仕様
- 全館空調「Z空調」はオプションだが、コスパが良い
桧家住宅のいちばんの特徴として、プロがコーディネートしたインテリアが選べる「セクテリア」が標準仕様です。セクテリアは、プロがコーディネートしたスタイル11種の中から、お好きなスタイルを選ぶだけでインテリア(壁・床)の色などを決めることができる、桧家住宅が考えたインテリアスタイルです。
デザイン面だけでなく、断熱性・耐震性が非常に高いのも特徴です。特に断熱性に優れており、エアコンを使用しなくても通常の住宅と比較して5度以上温度が違ってきます。また、桧家住宅で有名な「Z空調」を導入することで、家の中どこにいても同じ温度で快適に過ごすことが出来ます。
桧家住宅の標準仕様と特徴を知り、理想の住まいとのイメージと比較して、イメージに近いハウスメーカーを選んでいきましょう!
キッチンの標準仕様
桧家住宅のキッチンの標準仕様は、3種類から選べるようになっています。
- 桧家住宅オリジナルキッチン『ViVARiO(ビヴァリオ)』ペニンシュラ型
- 桧家住宅オリジナル『ViVARiO(ビヴァリオ)』アイランド型
- クリナップ「ステディア」
桧家住宅のオリジナルキッチンとクリナップのキッチンについて解説します!
桧家住宅オリジナルキッチン『ViVARiO(ビヴァリオ)』
桧家住宅のオリジナルキッチンは、ペニンシュラ型とアイランド型の2種類があります。
桧家住宅のオリジナルキッチンは、写真の通りデザイン性に優れている他、収納性にも優れています。天板は、ステンレスと人工大理石の2種類から選ぶことができます。
また、標準仕様として、食器洗い乾燥機が付いてくる他、デザイン性の高い水栓なども標準仕様となっています。
高いデザイン性と機能性を兼ね備えたオリジナルキッチンは魅力的です!
クリナップ「ステディア」
クリナップの「ステディア」は、ミドルグレードに位置するシステムキッチンです。
クリナップのステディアは、クリナップのステンレスキッチンの強みを活かし、より使いやすい機能性と、様々な色や材質が選べるデザイン性が特長のシステムキッチンです。
クリナップのキッチンの「洗エールレンジフード」は、お湯を入れて洗浄ボタンを押すだけで、自動でファンとフィルターを洗浄してくれる機能です。煩わしい換気扇周りのお手入れがとても簡単になっています。
カビや臭いが気になる方や、オールステンレス製のキッチンに魅力を感じる方にはおすすめのキッチンです。
お風呂の標準仕様
桧家住宅のお風呂の標準仕様は、2つのメーカーから選ぶことができます。
- ハウステック
- LIXIL
グレードに関しての詳細な情報がなかった為、それぞれのメーカーの特徴について解説します。
メーカー | 特徴 |
---|---|
ハウステック | ・3種類の形状の浴槽から選択可能 ・24時間暖房・換気・乾燥機付き ・クリンかるわざカウンターでお手入れ楽々 ・エコキュートの採用(370ℓ) |
LIXIL | ・3種類の形状の浴槽から選択可能 ・浴室乾燥、冷暖房付き ・「キレイサーモフロア」の採用で、冷たさを感じにくく水はけが良い ・浴室扉を「折戸・1枚扉」から選択可能 |
どちらのメーカーもほとんど同じような機能となっています。あまり大きく変わらないので、床の素材や、選択できる壁の色などで選んでもいいかもしれません。
どちらにしても、標準的な機能となっていますので、オプションをつけていくと高額になる可能性があるので、注意が必要です。
家族構成や、体の大きさなども考慮して選んでいきましょう!
トイレの標準仕様
桧家住宅の標準仕様のトイレは、2メーカーから選ぶことができます。
- TOTO ウォシュレット一体型便器
- LIXIL ベーシアシャワートイレ
どちらもウォシュレット付きのトイレです。
2メーカーとも標準仕様で選べるタイプのトイレはほとんど違いがありません。LIXIL製のトイレは便器の入れが4色から選ぶことができるくらいです。
タンクレストイレを選択することができますが、オプションとなっています。お手入れがしやすくデザイン製も非常に優れていますが、オプション料金が高くつく可能性がありますので、しっかり検討しましょう。
標準仕様のトイレでも機能性には全く問題がないので、特にこだわりがない場合は、そのまま選んでも問題ありません。
洗面化粧台の標準仕様
桧家住宅の洗面化粧台は、桧家住宅オリジナルの洗面化粧台「FUGA(フーガ)」と、LIXILの洗面化粧台が標準仕様で選べるようになっています。
桧家住宅の洗面化粧台は、デザイン製・収納力ともに優れています。洗面台の色や、おしゃれな水栓も選べるようになっており、ご自宅のインテリアや用途にあった洗面化粧台を設置することができます。
LIXIL製の洗面化粧台に関しては、詳しいグレードはわかりませんでしたが、機能性等に関してはLIXIL製の物が優れているかもしれません。
デザイン製・収納力・ゆとりを重視する方には、桧家住宅オリジナル洗面化粧台がおすすめです!
外壁の標準仕様
桧家住宅の外壁は、旭トステムの窯業系サイディングが採用されています。
窯業系のサイディングは、耐火性に優れており施工が簡単というメリットがあります。しかし、外壁の防水性能の維持や、継ぎ目部分のコーキング部などに定期的なメンテナンスが必要になるというデメリットもあります。コーキング部分などが劣化して雨水などが侵入してしまう可能性もあります。
外壁に関しては、オプションになる可能性は高いですが、サイディング厚が15mm以上のタイプを選ぶことをお勧めします。釘打ちではなく、金具留め工法になる為耐震性能が高まる事と、表面のコーティングのランクも上がる為、耐久性が高くなり長期間綺麗に使用することができるようになります。
外壁に関しては、住んでからのメンテナンスに関してもよく考えて選ぶことをおすすめします。
窓・サッシの標準仕様
桧家住宅では、高気密・高断熱の「樹脂製サッシ」と、高遮熱・高断熱の「Low-Eペアガラス」が採用されています。
熱の伝わりにくい樹脂素材を使用し、複層ガラス(ペアガラス)を採用している為、断熱性能は高いと言えます。断熱性が高いことで、快適な温度を保ち、光熱費の削減にも繋がります。
また桧家住宅では、断熱性能等級4をクリアするために、地域によってサッシの種類が違います。
ペアガラスに関しても、寒冷地仕様は断熱効果がアップしています。
床材の標準仕様
桧家住宅の床材の標準仕様は、EIDAIの「スキスムS」が採用されています。
木製の突板仕様のフローリング、6種類の色より選ぶことができるようです。その他にも桧家住宅では、セレクテリアを取り入れているため、様々な種類の床材を取り扱っています。その為、プランによっては無垢材を選ぶこともできますが、標準的な床材に関しては、上記のスキスムSフロアが採用されているようです。
セレクテリアで好きな色合いを選ぶだけで、床材を決めることも出来ます。
建具の標準仕様
桧家住宅の建具の標準仕様は、こちらもEIDAIの「スキスムS」が採用されています。
シンプルな木製タイプの室内ドアで、こちらも床材と同じで6種類の色から選ぶことが出来るようです。メーカーのホームページなどでも建具の色を確認することはできますが、桧家住宅では、インテリアコーディネーターが付いてくれるので、好みや希望を伝えるとコーディネートしてくれる為、センスの心配は入りません。
玄関のドアに関しては詳細な情報がなかったのですが、断熱性に優れた扉が選べるようになっており、カードキーで開閉することができるタイプも選べるようになっているようです。
建具の色など決められない人は、内装に合った色をインテリアコーディネーターが選んでくれるので安心です。
屋根の標準仕様
桧家住宅の屋根の標準仕様は、ケイミューの「コロニアルクァッド」が採用されています。
「コロニアルクァッド」は、スレート系の屋根材でケイミューの中で、もっとも安価な屋根材となっています。
スレート系の屋根材は、デザインやカラーが豊富で、耐火性・断熱性に優れているのに、導入費用が安いとコストパフォーマンスが高い屋根材です。しかし、定期的な塗装やメンテナンスが必要になる為、家に住んでからのランニングコストがかかってきます。
オプションになりますが、コーティングのしてあるスレート屋根や、瓦屋根の検討をおすすめします!
断熱性の標準仕様
桧家住宅では「Wバリア工法」泡とアルミのダブルの効果で、いつでも快適に暮らせるように設計されています。
高断熱の「アクアフォーム」と、遮熱効果の高い「アクエアーシルバー」「アクアシルバーウォールライト」を組み合わせることで高い断熱性を実現しています。
桧家住宅で採用されている、断熱材について解説していきます。
アクアフォーム
「アクアフォーム」は、水の力で発泡する環境にやさしい吹付断熱材です。グラスウール等の断熱材と違い、施工時に隙間が出来ない為、より断熱効果が高い断熱材です。
桧家住宅では「屋根」や「基礎」にも、アクアフォームを吹付け、家中の断熱性を高めています。また、基礎にアクアフォームを吹き付けることにより、床からの冷気を抑えるだけでなく、シロアリ対策にも効果を発揮します。
アクアフォームは経年劣化の心配もほとんどありません!
アクエアーシルバー・アクアシルバーウォールライト
「アクエアーシルバー」「アクアシルバーウォールライト」は。アルミを含む遮熱材です。アルミには、太陽の紫外線や背k外線などを反射し、熱を遮る性質を持っています。こちらの遮熱性の高い製品を屋根面や外壁面に使用することで、断熱効果を高めてくれます。
上記2種類の断熱・遮熱材を使用することで、室内の温度が大きく変わってきます。
基礎の標準仕様
桧家住宅では「ベタ基礎」が標準仕様となっています。
「布基礎」が今までは多く採用されていましたが、桧家住宅では建物の下全ての部分を基礎とする「ベタ基礎」を採用しています。桧家住宅ではただの「ベタ基礎」ではなく、桧家住宅ならではの4つのこだわりがあります。
- 防湿フィルムを基礎の下全面に敷き込み、地面からの湿気をシャットダウン
- 気密パッキン&防湿シートを使用することで、コンクリートの湿気が直接土台に触れないようにする
- 鉄筋の背筋を13mmの異形鉄筋を採用し、200mm感覚で格子状に配筋することで、強固な基礎を作ります
- 強度の高い鋼性束を使用することで、大引きの固定をしっかり行います。
地盤の調査もしっかりと行っています!
耐震性(構造)の標準仕様
桧家住宅では、全ての家で「耐震等級3」が標準仕様となっています。
耐震等級3級とは、建築基準法レベルの1.5倍の基準を満たした住宅のことです。
桧家住宅では、ハイブリッド工法を採用しています。在来工法と2×4工法のいいとこ取りをした工法です。EXハイパーボードを使用することで、壁倍率が2.7倍となり優れた耐震性能を発揮します。
その他、剛床工法を採用することで、横揺れやねじれに強くなります。また、耐震金物を使用することで、接合部の結合をより強いものにすることで、すぐれた耐震性能を得ることが出来ます。
耐震等級3級の他、劣化対策等級も最高等級の3を獲得するなど、桧家住宅は地震に強い家であると言えます。
換気システムの標準仕様
桧家住宅の標準仕様の換気システムは、第一種換気システムが採用されています。
桧家住宅といえば、全館空調の「Z空調」が有名ですが、標準仕様は24時間換気システム「ココチE」です。
快適空間システム「ココチE」
桧家住宅の標準仕様である快適空間システム「ココチE」は、吸排気を機械で行う「第一種換気」と熱交換ユニットを使った「全熱交換式」を採用した24時間換気システムです。
桧家住宅の「Wバリア工法」により得られた優れた断熱性を活かし、天井裏ではなく床下全面をダクトとして活用することができることが大きな特徴です。また、雪国などの寒冷地では、積雪による影響を受けないように1階の天井裏に換気システムを設置することで、床下を含め家全体を換気することが可能となっています。
全館空調「Z空調」
桧家住宅といえ全館空調の「Z空調」が有名ですが、こちらはオプションになります。「Z空調」はお一般的な全館空調の相場に比べ、性能は優れているのにお値段が安く魅力です。
全館空調とは、その言葉通り24時間エアコンと換気システムをつけっぱなしにすることで、家中をくまなく涼しく・暖かくしてくれる空調設備のことです。
全館空調「Z空調」を導入するメリット
- 熱中症、夏バテを防ぐ
- 温度だけでなく快適な湿度を保つ
- 部屋の上から下まで温度差がなく暖かい
- 24時間いつでも綺麗な空気
- 高性能フィルターで花粉をブロック
- お手入れが簡単
- 安心の10年保証
Z空調は金額的に手が出しやすい全館空調です。予算が許すのであれば、快適な生活のために導入をおすすめします!
自分の地域で選べる標準仕様・詳しい情報を知る方法
桧家住宅は、選択するグレードや、家を購入する時期、お住まいの地域によって標準仕様が異なる場合があります。
標準仕様を正確に知りたい人は、LIFULL HOME’Sで無料カタログを請求することが一番!
LIFULL HOME’Sだと、一度の請求で複数のハウスメーカーのカタログを手に入れることができるため、比較検討にも便利です。
カタログ請求は完全無料なので、安心して申し込んでもらって大丈夫です!
次に、カタログを請求する手順を説明します。約5分もあれば完了します。
カタログを請求する手順
地域のよっては、該当のハウスメーカーが出てこない場所がありますので、その場合は地域を選び直せばOKです。
そのほかのハウスメーカーの標準仕様が気になる人は、以下まとめも参考にしてみてくださいね。